気管支喘息
気管支の慢性的な炎症により気管支が狭くなり、発作を起こすと「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」という音(喘鳴)がして、呼吸が苦しくなる病気です。
吸入ステロイドという吸入薬が治療の中心となりますが、吸入後のうがいが不可欠です。
喫煙されている方は発作の大きな原因となるため、禁煙も重要です。
高価ではありますが、近年の抗体製剤の出現により喘息の治療選択肢が増え、発作を起こさないようにコントロールできる割合が高まってきています。
治療を受けずに、長年に渡って発作を繰り返すと、発作を起こしていないときにも気管支が狭くなり、常に喘鳴を起こすようになります。
現在でも年間1000人程度の方が亡くなられており、定期的な通院が必要な疾患です。